
● システム開発 用件定義
システム開発で「用件定義」は一番初めの段階で行われる作業です。この段階ではシステムの開発用語などは出さずに顧客の社内、業務内容を中心に確認作業が行われます。
システム開発業者がいくら設計、コーディング(実開発)のスキル、経験が非常に高度であっても事前に顧客の社内ルール、要求はまったく分かりません。
給与システム、販売システムなどで法律、経理分野などで事前に公のルールが決まっているものはパッケージ化できますが人事、 営業など会社固有のルール、ノウハウは顧客の中に入って初めて把握できるものです。
この初期段階で開発企業が顧客企業の要求の 把握の漏れ、認識不足が発生すると後の工程は情報の誤りに対して構築されるので顧客要求を満足させるものができなくなります。
はっきり言うならば、100%完全な用件定義はほぼ不可能です。
なぜならシステム開発に必要な顧客の要求を顧客担当者が全て把握している事はまず有り得ないからです。
仮に、見積もりシステムを開発するに際して窓口担当者が自社商品の販売に関わる知識を全て有している事はまずありません。 社内で情報を収集する必要が出ます。仮に1000アイテムの商品の見積もりシステムを作る際に全ての商品に対して見積もりに必要な全ての情報を開発企業に提示することは非常に困難な事です。
開発が完了してから、現場サイドから使い難さ、内容の不足を指摘される事が普通です。
ここで納品物に対して顧客企業から開発企業に対してクレーム、苦情が発生する事がよくあります。
経験値としてですが、打ち合わせ時点での確認を社内での部署などに行わず顧客企業でノーチェックのまま開発に進む事があります。 開発企業はノーチェックであっても追加、修整の申し出が無いと了解を取れたと判断してしまいます。
この問題はシステムの規模が大きければ大きいほど顕著に出ます。小さなものは用件定義で漏れるもの自体が少ないからです。
これ実際の話。
ある発注企業
「こんなシステムじゃ現場で使えないじゃないか。」
ある開発会社
「初期の打ち合わせで確認してるじゃないですか。」
「工程の1週間毎に打ち合わせ、資料確認までやってますよ。」
「今まで、資料チェックをちゃんと社内でされていたんですか。」
「上の方から決済が降りていたんでしょう。」
ある発注企業
「とにかく、これじゃ困るんだ。」
こういう話が日本全国に日常茶飯事に起こっています。
個人的に、
こちらが提示する資料は必ず確認して下さい。
問題点、不足点は指摘してください。
我々開発事業者は御社の社内のルール、仕事のルーティンなどは全然知らないのですから。
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■システムちょっと用語
●セキュリティ対策費
OSたブラウザのセキュリティホールを狙ったウイルスの発生や情報漏えい、流出の多発により。セキュリティ対策に掛かる費用が増加している。セキュリティ対策費の捻出が問題になっていることも多い。
●ソースプログラム
プログラマが作成したプログラムのこと。ソフトウエアを作成するために、最初に作成された状態のもの。人間に理解しやすい表現の高級プログラミング言語で記述したプログラム。
●ソフトウエア
コンピュータを動作させる手順・命令をコンピュータが理解できる形式で記述したもの。パソコンを一定の目的のために使う道具。市販されているソフトウエアは、パッケージソフトと呼ばれる。
●ソフトウエア開発
コンピュータを使用した各種業務のプログラム(システム)開発を行うこと。コンピュータを動かすためのソフトウエアを作ること。プログラミング言語によるコーディング。
●総合テスト
システム全体を連結させ、システムに対する要求のテストを行う。システムに関する要求に対しては、あらゆるパターンのデータを準備し、想定外をいかに無くすかがポイントである。
●ソースコード
プログラミング言語を用いて記述したソフトウェアの設計図。そのままでは実行することはできないため、コンパイラなどのソフトウェアを用いてオブジェクトコードと呼ばれるコンピュータの理解できる形式に変換、実行される。
●ソフトウエア・パターン
ソフトウエア開発時に良く見られる問題と、その解決策をまとめて名称をつけたもの。ソフト開発の作業の効率化に役立つ。ソフト開発における定石。オブジェクト指向技術に基づく開発で利用されている。
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